National RF-877 「COUGAR NO.7」
無限に広がる大宇宙・・・・松本零士氏が描く宇宙船のコックピットメーターの雰囲気が大好きでした。
それらとは何の関係も無いのですがナショナルのBCLラジオ、RF-877 通称クーガー7でございます。
受信周波数はFMが76~108MHz、AMが525~1605kHz、3.9~12MHzという構成です。これだけ
見るとあまりラジオ機能として魅力を感じないのですが、コイツは前に紹介したICF-5600同様デザインが
面白くて気に入ってます。
タイマーは120分、ソニーが60分だった事を思えば嬉しい装備です。タイマーの上の丸いスイッチは
本体上部に付くバーアンテナのポップアップ用。電源スイッチの左下にはライトスイッチが
スピーカー下部にはナショナルとパナソニックのロゴが併記されてます。
上部の回転するバーアンテナと組み合わせることにより簡易に方向探知が可能とか。
チューニングダイアルは太さを2段階にする事により回すスピードを変えて操作可能。単純ですが中々良い
ロッドアンテナ収納部もデザインされており面白いですね。各種端子も付いてますがDC-INとOUTが
装備されています。INはともかくOUT側は何を駆動させる為のモノだったんでしょう??
短波&FM放送用のロッドアンテナはソニーのラジオに比べてやや細いです。それと外部アンテナ端子は
この機種には装備されていません。BCLラジオというよりはFMや中波放送を楽しむためのラジオかな。
このラジオにおいて一番好きな場所がここ。周波数表示部分が何とも格好良い。透明パーツに描かれた
あまり意味のない白い線が何とも良い感じです。周波数表示部分ってある意味ラジオの顔ですからね~
そしてクーガーシリーズにはほぼ標準となる中波用の回転バーアンテナ。他のクーガー達よりもこの7が
一番似合っていると思います。
BCLラジオとしては物足りないかもしれませんが、ラジオとしては大変気に入っている機種です。全体的に
ミリタリー調のデザイン、他のクーガーシリーズや他社のラジオ達には無い雰囲気が有りますよね。