繋がれ!連結RPT<CONNCT TWO R20D実験>

10月22日に開催予定だった関西OAM&連結RPT実験は各地荒天の為に中止となりました。
 
が、しかし事前に「イワテB73局」の発案で山岳運用が中止の場合は新名神の土山SAで集合して今回の
連結RPT実験の予行演習をやろうと決めていたので、当日の昼ごろにB73局と打ち合わせて土山SAでの
実験開催となりました。
 
自宅から土山SAまでは凡そ1時間ほどで到着。集合予定時刻は午後8時でしたが晩御飯も食べたいので
午後7時過ぎにはSAの食堂に。定食を食べてから車に戻り、仮設車載パーソナル、デジタル簡易、特小と
CBの3chを同時ワッチ開始。程なくパーソナルに「とうきょうMF33局」が入感、MF33局もSA現着済みで
アイボールとなりました。
 
その後は各局次々とパーソナルやデジタル簡易で入感し土山SAに到着。関西からは「コウベHL100局」
「ならAI46局」、2エリアからは「ミエAC130局」「ミエAC129局」「ながおかHR420局」「ミエYF29局」
HR420局と同行で見えられたYLさんと9人が集合。でも何だか肝心な方が来て無い様な・・・・
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毎度遅れてくる大物CBer、B73局もデジタル簡易にて入感が有りその後現着。これで10人で実験開始と
なりました。先ずは連結RPTのセットを4個用意。実際の運用を想定して六甲山~青山高原~2エリアの山
~1エリアの山を結ぶイメージで。だけどもうch設定がいきなり大変(笑) え~六甲山から出すchは・・・・・
だから青山高原でこのchで受けて??え~とA?それともBで設定??等々。
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皆で悩んでからとりあえずセット完了。そんじゃ六甲山(移動していると仮定して)の当局から送信開始と
やってみると4個の連結RPTを通って無事1エリア(もちろん仮定の話)移動のHR420局のリグに声が!
な~んだ簡単じゃん!と思って今度はHR420局よりオンエアしてもらって六甲山側で聞こえたらOKと
やってみたらコレが上手くいかない。アレレ??
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それからが大変。先ずはR20Dの接続ケーブル差込を確認、電池残量も。う~む、問題無さそうだ。では
ch設定が悪いのか?アルインコのR20Dの説明書の絵の通り連結は2基のセットしか繋げられない?
各局で色々な原因を考えだして試すも中々上手くいかない。それどころか異常発振しちゃって全く声が
届かなくなったり・・・。これ、実際に山岳実験で有れば確実に失敗したな~と。干渉が有るのかと1mWで
運用してみたりしましたが効果無し。並列で置くのが悪いのか?それも良く分からない・・・(泣)
 
各局、悩みに悩んだ中でAC129局がRPT同士が近くて干渉が激しすぎるのでは?との意見で互いに
距離を置いて実験開始(それまでも少々離したりしてましたが、もっと距離が居るのでは?との事で)
するとコレが上手くいって希望が見えてきました。
 
1mWの次は通常の10mWでも実験、これも成功したので今までで考えた対策も有効だったかどうかも
検証実験。離れた各連結RPTとはデジタル簡易無線で連絡を取り合いながら色々と行い、アレコレと
試してみると連結RPTを複数運用する上での注意点が明らかになってきました。
 
(1)・・・・・RPT同士の距離は離さないとダメだ。ま~これは山岳実験では相当の距離を取るから大丈夫。
(2)・・・・・連結RPTのch設定は隣接するchを避けてなるべく離れたchにすべき。組合せはレジャーと
      ビジネスで組み合わせるのが良さそうだ。
(3)・・・・・連結RPTの設置は並列置きより縦置きが適している。並列だと異常発振の可能性有り。
(4)・・・・・タイムラグが発生するのでRPTアクセス後2~3秒待ってから話さないと頭が途切れたりする。
 
とにかく上手くアクセス出来たので良かったのですが、各局R20Dを持って夜空に向かって突出す様は
まるで何かの新興宗教みたい。周りの無関係な方々からみると異様な雰囲気だった事は否めません(笑)
 
それで今回の運用では最終的に下記のch設定で行い成功となりました。
 
(六甲山RPT)アクセスは8-A L10-08にて
6-B L10-08 ~ケーブル~ 6-B B26-08
 
青山高原RPT)
6-A B26-08 ~ケーブル~ 6-A L11-08
 
(AC129局RPT)
6-B L11-08 ~ケーブル~ 6-B B27-08
 
(MF33局RPT)
6-A B27-08 ~ケーブル~ 6-A L12-08
MF33局側RPTへのアクセスは8-B L12-08
 
見ての通り各自設置するRPTの周波数はレジャーとビジネスを組み合わせたものになっております。
 
悩んで出た満足のいく結果。SAの建物の中に入ってホットコーヒーを各局と飲みながら実験のまとめと
来月の山岳RPT実験実施について話し合い。 
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それから車に戻って・・・各局のFBなモービル、アンテナが沢山という車両多し(笑)を見学して解散。
今回の土山SAでの実験は本当にやって良かった!という内容。各局さんの豊富な知識により問題を
続々と解決していくのはメチャクチャ面白かったです。各局本当にありがとうございました!