JD1・南鳥島への道

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本日はCM超多忙につき無線運用無し。AM8時からPM9時前までCMCMCMCM~楽しいなぁ。

さてさて夢と希望のJD1移動とうきょうAD88局とのQSOシーズンは昨日で終了。今回は結果的に
QSOできたポイントは2箇所。ほぼ同じロケですが標高が200mくらいと300mくらいの差です。
(昨年は河川敷からもQSO/CBLに成功しているのですが今回はNGでした)

昨年は神戸港近辺から「こうべHL100局」が狙っていて互いに状況を携帯で教えたりしてましたが
今年は京田辺市に「ならAN78局」が移動されていたので、やはり携帯で現況を知らせあったりして
おりました。が、AN78局のロケ(平地の公園かと思います)ではJD1からの信号受信が不可能。
距離にして10kmほどの差ですが何故か入感状況が違う。

これが標高の差なのか?それとも別の原因なのか?各局さんからのレポートとかを見る限りでは標高が
大事な要素になっている気がします。とは言っても京都市は内陸の盆地。周りは山が多くて電波の抜けが
悪そう。今回の移動場所としては標高200mくらい、通常のEsQSOとかで有れば仰角が高めなんで
問題は無いのかな?と思ってますが、南鳥島まで2100kmを届かせようと思ったら仰角低めで空を
抜けていかないとダメ?と考えてましたが・・・。

という事で移動地から南鳥島までカシミールで調べる事は不可能なんで(南鳥島カシミール無用だし)
方角だけ合わせて太平洋までのルートを調べてみました。移動地から27km先に400m程の山が有り
更に67km・75km・81km先に1000m未満の山が有る程度。意外にも1000mを越える
高い山とは無縁な事が分かりました。遥か彼方の空へ直線を引くと67km先の950mくらいの地点が
最初の障害物になります。

さ~ここから素人の適当計算。南鳥島までの半分の距離1050kmで何モノかに電波を反射させるには
約75kmの高さまで届かせる必要が有る様な気がします。1050km地点間沈み込み量がそれ位だし
2100km間で地球の丸みを考えると75kmの高さを頂点とする線で結ばないとダメみたい。

1050km先で75kmの高さなら67km先で越えていかなきゃならない高さは4786m・・・
もし67km先に「モン・ブラン」が有ったらダメだけど「マッターホルン」ならOKという事か??
950mくらいの山なら楽勝で飛び越えてくれますね。

更にはEsの高さは100km前後だろうから、75kmよりも高い訳で仰角は更に上がってもOKだしもし複数回反射しているとか、そもそもEsじゃなくてF層反射だとかならもっと余裕になるし。

しかしコレならばAN78局のロケでも聞えてきても良いのですが、実際はそうならないのが面白い。
やっぱり高さだけが全てじゃないですよね。当たり前ですけど(笑)

それと「サイタマAD966局」のブログ記事で紹介されていた「フクオカAB182局」提唱の
コの字理論が結構面白かったです。当局がJD1やら1・7・8・0エリア向けEsQSOを狙うロケが
正にこの「コの字」ロケ。良くこのブログ中に「東にしか開けていないロケ」として記事書いている所。

当局は山の反射云々よりも西側からの違法やノイズ、更には申し訳ないのですが西日本各局の電波さえ
カットして混信の少ない状況を得ようと移動しています。逆に言えば西日本各局に対して今回の様な
JD1狙いという特殊なイベント時に当方の電波が飛んでいって無用な混信を防げるとも言えますが。
全方向に開けているEs狙いのロケも有りますが、JD1狙いにはこの東側にしか開けてないロケが
大変適しておりました。

実は山の方が良い、という話は電波を受ける方向に制限が有り無用なモノをカットできる意味合いで
山を背に運用した方が良いという事なんでしょうね。指向性の無いロッドアンテナ機に、環境を使って
指向性を持たせる?ま、利得が上がる訳じゃないでしょうけど。

あ、くだらない事アレコレ書いちゃったなぁ・・・多分色々間違っていると思いますが(爆)