ナショナル RJ-15
ナショナルの500mW 2ch機。これも昭和39年の検定合格機なので
前のRJ-11とは同世代の無線機です。本体左側面にPTTや電源兼用音量
スイッチが有ります。100mW機のRJ-11と差別化する為スピーカー
を覆うメッキ加飾が有りますね。
本体正面からみて右側面にはch切替SW、イヤホン&電源端子。
上面にはNationalの文字と引き出し式ロッドアンテナ装備。
銘板部分。貼り付け型の免許証票が残っています。
さて電池ですが・・・・よく似たRJ-11の場合は最中構造で中に電池を入れて
使用出来たのですがコイツは違います。なんと電源部分は別体式。コードで
本体と繋げなければ動作しないのです。
で、この大きな電池ケースに収納するのは単一9本!取扱説明書によると
無線機本体が700g、電池ケースはNationalハイトップ(マンガン電池)を
入れて1kgとなります。本体より重い電源部。これ、ハンディ機と呼んでも
良いのか悩むところですね。
取説(ご愛用のしおり)も付いています。
その中には運用スタイルのイラストが。単一9本を入れた重いケースを肩に
ぶら下げた上に決して軽いとは言えない無線機本体を片手に運用。
500mW機を作ったのは良いけどコンパクトな設計が出来なくて電源を外部に
設置するという苦渋の決断をしたのか??とにかく当時、これを買った人は
ビックリしたと思います。本体だけじゃ使えないの??って。
使用例に登山やサイクリングの御供に・・とか有るのですが絶対イヤですね。
でも外部電源が無ければ1時間ほどで電池が切れるSR-01と何だか似ている?
そんな訳は有りませんがRJ-15、総重量1.7kgのハンディ機、なかなか珍しい
機種だと思います。