2016年第九回関西OAM 結果報告
9月3日の夜に関西OAMを開催致しました。前日に待望のサイエンテックス社の
SR-01の正式な申込み書というか商品代金振込案内が届きやっと来月辺りには
入手出来そうな状態に。それに加えてもう一つ、ラジックス社より前回の運用
結果がダメだった事に奮起した田中社長が軽く調整し直したR2016も。
なので今回のOAM、メインはICB-R5-HSTインフィニティ仕様に新品電池で
臨みサブでR2016を使ってみる事に。R2016に付いてきた電池を測定した所
新品電池同等と判断、こちらはそのまま使用。ただ流石に前回の飛びの悪さに
不安を覚えたのでHST社に立ち寄り電界強度を測定すると普通の0.5w機並みの
数値が出ているじゃないですか。(前回のOAMの後、持ち込んだ時はあまりの
数値の低さに眩暈を覚えたのですが)これはもしかしたら普通に使えるかも?
期待して六甲山に向かう前に京都府南部の河川敷で運用してみたら近所の局と
ごくごく普通にQSO成功。こりゃOAMはR2016で対応可能かも??
一軒茶屋PにOAM開始4時間前に到着。結構な雨の中、車内で仮眠していたら
「ならAI46局」も到着。話し合って午後9時辺りからスタートする事にして
準備を整え山頂へ。すると山頂ではCB機片手に誰かが写真を撮っている!
尋ねてみると「オオサカNP436局」最近フリラを始めた方で前回のOAMにも
御参加頂いているとの事。今日は山頂運用の人数が少ないので特小RPT担当に
有無を言わさず任命である(笑)こちら先ずは特小RPTを設置、ただ台風の
影響か風が強くて設営に若干苦労。設置完了後はNP436局のOPでRPT部門の
運用がスタート。
AI46局もデジタル簡易無線運用の準備が整ったので通常開催よりも1時間早く
関西OAMスタート。気になる天候は何とか晴れていて雲の合間から星空が
見えてる状態。このまま終了まで崩れないで欲しい・・・。もちろんAI46局
雨天時の備えも万全ですが出来れば降って欲しく無いですからねぇ。
CB運用は先ずR2016で様子見である。ダメなら即R5と交代するつもりで
運用開始。どうかな?と思いながら最初に「イナガワHK630局」とQSO成功。
HK630局とは前回のOAMでも同じロケでR2016でQSOされているのですが
今回のR2016運用は入感強度、変調ともに随分と良くなっているとレポートを
頂きました。
これに気を良くしてCB運用は殆どR2016にてOP、ただ残念な事に内部発信が
有りピーッといった音が受信音に混じる為、ギリギリで入感する局が取れず
その時はR5を使って受信。また「ながおかHR420局」にはR2016では厳しく
R5を使って送受信となりました。面白い事に西側方面へはR2016でも各局と
R2016で楽々QSO、ああ、これなら内部発信音さえ何とかすればキー局運用
するのに問題無さそうな感じです。
ただ流石にHST仕様、しかも「CA34SP」といえる我が愛機に比べると飛びが
物足りないのも事実。近々にやってくるSR-01が我がR5よりも良く飛ぶ機種に
なっている事を期待。そうでなければ13万も出す値打ちが無いのだよ(笑)
なんて事は冗談で我が愛機R5より良く飛ぶ新技術適合機になるのかどうか??
もっとも愛機R5はスプリアスが凄い事になっていますので・・・。電波が
汚くてごめんなさい。麓で測定した局長さんにR5のスプリアスを指摘された
事が有るんですよね~
午後10時を過ぎて「オオサカCB422局」も登場、パーソナル無線も運用を
スタート、残念ながら特小単信はOP担当が居ない為今回はパスとしました。
CB無線は関西、東海、中国、北陸エリア各局とQSO成功して午後11時前に
運用終了。それと同時に結構な雨が降ってきたのでR2016を始め無線機を
早めに片付けて一軒茶屋Pにある車の中へ。それから山頂に戻ってRPT撤収。
防滴じゃないパーソナル無線も撤収、デジタル簡易無線の終了を待ってから
下山となりました。
一軒茶屋Pに戻る道では結構な雨(泣)しかも風が強い強い、ああ、台風が
来ているんだよね~と。悪天候とはなりましたが今回も無事関西OAM開催と
なって良かったです。
で、今回のCB運用で使ったラジックス社 R2016ですが前回のOAM時に
改善をお願いした「変調」「送信」の2点はかなり良くなっていました。
なので殆どの局長さんとR2016だけでQSOとなりましたが・・・上記の
レポートにも有る様に内部発信が折角の受信感度を台無しに。入感はするが
ピーッと聞こえる信号音で変調が消されてしまう。これはもう絶対要改善。
RITを回して何とかベストポイントを探すも発信音が強くて苦労しました。
後はスイッチオンで受信音がほぼ全開、これはまぁ簡単に修正出来るハズ。
変調に関しては提案した通りの改造が行われ良くなっているけどもう一歩
改善したい。とはいえ製品版ではマイク変更の話が有るので試作機の変調
改善をするのはあまり意味が無い事になりそうです。
R2016のCB無線機としての能力ですが多くの500mW8ch機を使ってきた
経験からいうとNational機の送信能力に近い感じですね。今回各局さんより
頂いたRSレポートを見る限り自身で偶に六甲山で使うRJ-580/HST仕様と
送信能力は変わらないと思われます。次回のOAMでもラジックス社が再度
挑戦して欲しいと依頼が有れば今度はRJ-580や新技術適合機の87Rと比較
テストを行うつもりです。SR-01も間に合っていれば当然それも持ち込んで
やってみたいですね。
受信に関しては遠方の局をちゃんと拾っています。R5でS1以下の入感でも
拾えているのですが前述の通り内部発信で消されてます。これは次回までに
絶対に修正して頂きたい。あとスピーカーの音質も改善出来たら聞取りが
随分楽になるハズです。ここら辺が上手くいけば合格点を付けれると思います。
この調整テストってその昔、HST社と知り合って何度も足を運んでここを
こうして欲しいとか改善してとかやったのを思い出しますねぇ。時間は掛り
ましたがそれで出来たICB-R5/HST仕様はもうバカみたいな高性能なので
満足しています。そんなプロセスがラジックス社のR2016にも必要ですが
正直に言ってここまで出来上ってくるとは予想外でした。田中社長にはもう
一息で良いCB機に仕上がりそうなので是非奮起して製品版に生かして欲しい。
そう願っています。