ジャンクですが・・・

懐かしい合法CB機やBCLラジオ、結構ヤフオクで買い漁りました。それはその機種が発売されていた頃
ガキだったし気軽に沢山買うことが出来なかったからその反動で?とにかく欲しかった憧れの機種を各種
買い揃えたり。
 
と、同時にガキの頃から写真を撮るのが好き。前に記事にした<アナログカメラ編>で紹介したのですが
高校生時代なんかお金が無いから一眼レフなんてとてもとても。だけども隣の高校の後輩CBerが何故か
気の良い奴でCanon A-1という一眼、モータードライブこそ無かったけどワインダー付でレンズも数本
長期に渡って貸してもらいそれで結構な枚数を撮影しておりました。
 
確か実家が元カメラ屋だったハズ、なので気軽にポンと貸してくれたのか?今となっては記憶が曖昧です。
でも当局のICF-5800と彼のICF-2001を物々交換とか、女の子を紹介してくれたり(笑)・・・いろいろと
良くして頂いた訳ですがとにかく借り物A-1で高校生活を撮りまくり。学園祭、遠足、はたまた気の合う
仲間たちと同級生の女の子を誘って初詣。この当時のアルバムに残っている写真は殆どがA-1を使って
撮ったものばかり。
 
前置きが長くなりました。そのカメラ、今となってはただのジャンク品。なのでハードオフなんかで山積みで
置かれていたりするんですよね。レンズ無しでカバーも無くミラーやスクリーンが丸見えで埃だらけで・・。
気に成って仕方なかったので救出してきました。「シャッターは切れました」という札が付いてましたが所詮
ジャンク。動くなんて思っちゃいけません。ただウチにはCanonレンズが無いのでオブジェで置くにしても
本体だけじゃダメだろうとこれまたジャンクのNew FD50mm F1.4レンズも同時入手。Kマウント以外の
レンズを扱うのは久しぶりでA-1に取り付け、また取り外しするのにちょっとだけ悩みましたが(笑)
イメージ 1
とにかく懐かしのCanon A-1を連れて帰りました。Canonのサイトによると発売は昭和53年4月で
本体83,000円、それとこの50mmレンズは昭和54年6月発売で32,000円となっており両方買うと
実に115,000円ですから貧乏高校生が気軽に買える価格じゃないですねぇ。
イメージ 2
さてジャンクと分かっていても通電させてみたい。これはジャンク出品のCB機やBCLラジオでも同じで
とりあえず電池入れてみるか!と。もうどんな電池を何処に入れたら良いのか全然記憶に無いのですが
そこはそれネットに親切に解説される方が居られますので、それを見て勉強。本来4LR44という電池を
使うようですが少々高いのと入手がやや難しいのでLR44を4個買ってセロハンテープで巻いて直列に
して高さが足りない分はアルミホイルで補うという方法で。
イメージ 3
とりあえず作ってみました。あ、本来の4LR44ですがアマゾンでも大型の電気店でも買えますから
入手困難とまでは言えないですねぇ。ただこのテープグルグル巻きだとダイソーで入手可能なLR44で
簡単に代用出来るのがFBです。見た目はどうでも良い訳で、どうせカメラに収納したら隠れるし。
イメージ 4
さ~緊張の瞬間。電源を入れて先ずはバッテリーチェックスイッチを押してみるとシャッターボタン横の
赤色LEDが点滅。OK、通電は成功だ。続いて今度はファインダー内のシャッタースピード、絞り表示が
出るかどうか?ファインダーを覗いてみると7セグ赤色LEDでちゃんと表示されているじゃないですか!
イメージ 5
それでは実際にシャッターを切ってみようと蛍光灯に向けるとシャッタースピード1000で点滅。ちゃんと
露出計も動作している様子。とりあえず点滅しない様な明るさでシャッターボタンを押してみると良い音で
ちゃんと切れました。し・か・もシャッター鳴きが起こらない。あれ?コイツって意外に状態が良いのでは?
たとえシャッターが切れたとしても、この機種のお約束の故障であるシャッター鳴きは覚悟していただけに
ちょっと嬉しい。スクリーン前のモルトも良く見れば問題ないし(ベトベトしない、崩れない、柔軟性有り)
もしかしたら撮影出来るかもしれませんねぇ。
イメージ 6
オブジェとして買ったつもりがもしかしたら生きてるカメラかも?こうなりゃ久しぶりにフイルム購入して
実際に撮影してみようか??と思っています。上手く写れば驚きですが果たしてどうなることやら・・・・。
手元にやってきた青春の思い出カメラ(爆)どんな光景を写しだすのかちょっと楽しみです。