ナショナル RJ-8

合法CB機の2大勢力?と言えばナショナルとSONYになるのは間違いない。で、こういった状況で有れば
互いに似たり寄ったりの製品ラインアップになるハズで有るが、SONYでは何故か50mWCB機が無い。
いや、実は昔々に出していたのかもしれないのだが・・・・。一方の雄、ナショナルは50mW機を複数出しており
このRJ-8はそんな中の1台である。全面パネルはアルミ製、本体は黒色のプラ製となっており、これは当時
出されていたポータブル型のラジオにも通じるデザイン。スピーカーの部分の処理なんか正にそう。
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裏面は銘板と電池BOXのフタが。トランジスター6個、ダイオード1個と記載されているのがノスタルジックな
雰囲気を出してます。今どきの家電にトランジスターが何個だとか書いてないし(笑)昭和40年前後の家電は
使われている半導体の数を表示するものが多いような気もします。封印は紙ではなく素材的にプラっぽい物。
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PTTと電源スイッチ兼ボリュームダイアル、シンプルなデザイン。アンテナは同じナショナルのRJ-410と比べ
やや短い程度の結構しっかりしたものが付いてます。いや、アンテナのクオリティなら410より良いですね。
丁寧な仕事というか丈夫そうな作りになってます。
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反対側側面はイヤホン端子のみ。これ、大きさ的にはRJ-410を一回り小型にした感じ。コイツは50mWで
1ch機、410は500mWで8ch機。生まれた時代の差を感じます。
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電源は単三が4本、電池ケースが出てくるので入れやすいです。電池ケースの収まる部分に見える灰色の
部品は厚紙。基盤やアンテナが見えない構造になっています。
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ナショナルは他にもRJ-7や60といった50mW機を出していますが巷で評判が良いのはこのRJ-8です。
もちろん7や60でのDXを楽しまれている方も居られますので絶対的な評価では有りませんが・・・。もしも
良い出物が有れば買って50mWDXの世界に触れるのも面白いかもしれませんよ。尚、EsでのDX記録は
このRJ-8でオオサカHNC24局が確か1200km程の距離のQSOに成功されています。知る限りでは
50mW機での最長QSOかと思います。